「魔法のiらんど大賞2021」コミック原作大賞応募作です。




ストーリー概要および物語の設定



御歳、77歳の中嶋キミ江はあたたかい家族に囲まれて亡くなった。最期にお煎餅だけ食べたかったな、なんて平和な欲望を胸に眠りについたはずだった。



しかし次に目覚めた時にはなぜかピチピチの少女になっていた。「異世界転生とか夢のある転生じゃなくてごめんね、おばあちゃん」と脳内で謝られ、その少女が普通の女子高生をやっていたはずの孫である『外川綺美香』と理解し、元に戻るまでの間彼女として生活をすることを綺美香に頼まれてしまったキミ江。可愛い孫からの頼みは断れず、娘の娘として生きる不可思議な生活が始まった。



キミ江が学校生活や現代の女子高生としての暮らしにギャップを感じて驚く度に、何かと口を挟んできた綺美香もだんだんと口数が減ってくる。そのうちに生活の狭間から向けられる小さな悪意や生き辛さに孫としての綺美香からは見えなかった彼女の苦労を知り、いつか身体を返す時に少しでも生きやすくなるようにおばあちゃんならではの知恵や経験、人生観から彼女を取り巻く世界を変えていく。



そしてキミ江が亡くなってから49日目。綺美香から入れ替わり未遂の真実を聞かされることになる。

祖母と孫の秘密の入れ替わり(?)ほのぼの学園物語