ママ友に洗脳され、すべてを失いかけました

作者一宮梨華


<ストーリー概要および物語の設定>


結婚8年目で2児の母である咲奈は、夫の転勤で田舎から都会へ引っ越すことになる。

不安を感じていたが、引っ越してすぐ小鞠(こまり)という女性と知り合う。小鞠は咲奈と同じマンションに住んでいて、子供も同い年。二人はすぐに意気投合。いい人と出会えたことに咲奈は喜んでいた。

小鞠は美人で持ち物も服もいつもお洒落。夫はIT企業の社長でいわゆるセレブママ。子どもの教育にも熱心で、咲奈はそんな小鞠に憧れを抱き始める。

だが実は小鞠は自分流の信念を貫く独特の感性を持ったママだった。

そうとも知らず、咲奈は小鞠が言うことすべて鵜呑みにし、信じ込んでいく。子どもの予接接種のこと、病気のこと、勉強のことなどに介入してきて、さらには夫のことまでも口を出してくる始末。

だが咲奈は夫の言葉より小鞠の言葉を信じ、どんどん悪い方向へとのめり込んでいく。仲が良かった夫とも喧嘩が増え、借金まで負うことに。

洗脳されていたことに気がついた時には財産を奪われ、夫も去ったあとだった。

心の隙間を狙われ、すべてを失った一人の女性の話。