抱き枕の侍女と意地悪な騎士

作者ヴィルヘルミナ

辺境の古城で王子妃候補を選ぶ審査が行われている中、出自を隠して侯爵家の侍女を務める私は騎士の部屋で目覚め、期間限定で抱き枕の任を負う。流されるままに騎士と過ごす日常の中、主人であるお嬢様の身が狙われ、ついには王子の命が狙われて――。

――ありがちな溺愛の日常と、侍女として働く日々の物語。