ある日、一人暮らしの吉野龍斗の家に、継母である吉野香織から荷物が届く。
 香織と確執のある龍斗は、嫌々ながら箱を開けると、そこにはクマのぬいぐるみが入っていた。
 クマオをと名付け、幼い頃大切にしていたそのぬいぐるみは、亡き母との思い出の品でもあった。
 過去を引きずる龍斗が、クマオを投げ捨てよ…

《物語の概要および設定》 


 ある日、一人暮らしの吉野龍斗の家に、継母である吉野香織から荷物が届く。

 香織と確執のある龍斗は、嫌々ながら箱を開けると、そこにはクマのぬいぐるみが入っていた。

 クマオをと名付け、幼い頃大切にしていたそのぬいぐるみは、亡き母との思い出の品でもあった。

 過去を引きずる龍斗が、クマオを投げ捨てようとして時、突然クマオが美少年に姿を変える。


 始めこそ戸惑い拒絶した龍斗だったが、天真爛漫なクマオを徐々に受け入れ、それと同時に、忘れていた母親の記憶とも向き合えるよういなる。

 そして、喫茶店でアルバイトを始めたクマオは、龍斗以外の人の心にも寄り添っていく。


 生きることに不器用な優しい大人たちと、全てを受け入れてくれる元クマのぬいぐるみのクマオが織りなす、ハートウォーミングストーリー。