結婚したくないので、魔王城へ攫われに行ってきます。

作者コーヒー玉ねぎカラシ抜き

 努力を踏みにじられたその日の夜。あっけなく死を迎えた元社畜の聡美は、バシェット王国の姫、ラミアとして転生する。
 転生先で攻撃魔法の才能を開花させたラミアだが、結婚を申し込まれたことで全ての夢が崩れ去ってしまった。
 どうしても結婚したくないラミアは、円満に逃げるため自ら魔王城へ行き攫われるとい…

《ストーリーの概要および物語の設定》


 努力を踏みにじられたその日の夜。あっけなく死を迎えた元社畜の聡美は、バシェット王国の姫、ラミアとして転生する。

 転生先で攻撃魔法の才能を開花させたラミアだが、結婚を申し込まれたことで全ての夢が崩れ去ってしまった。

 どうしても結婚したくないラミアは、円満に逃げるため自ら魔王城へ行き攫われるという奇策を思いつき実行した。

 しかし、恐ろしい場所のはずの魔王城にいたのは、可愛い魔王のノアや、ケイレブ、バージルといった気のいい魔物たちだった。


 そこで楽しい攫われ生活をするラミアの元には、ストーカー気質の王子や、ネガティブな次期国王などが個性的な面々が次々と連れ戻しにやって来る。

 そして、悲運の運命を辿り悪魔と契約した姫、エレノアまでもがラミアを仲間に引き入れようと画策し始めた。


 暴走したエレノアによる世界の破滅を防ぐため、ラミアは魔王たちと共に戦いに挑み、悲しみに暮れていた本当のエレノアを救いだし悪魔を退治する。


 破壊の爪痕が残るなか。ラミアは彼女を慕う友たちと手を取り合って、だれもが自由に生きられる新しい世界を築いていくのだった。