君の感傷に絆創膏

作者飴月

優等生で真面目で大人しくて、誰にでも敬語な隣の席の柳くんは、いつも『感傷』で傷だらけ。

そんな柳くんが気になって仕方がないから、今日も私は柳くんに絆創膏を渡す。


「ところでさ、今日の占いって見た?」

「……見てませんが」

「今日ね、天秤座が占い最下位だったの。ってことで、これあげる! ラ…

優等生で真面目で大人しくて、誰にでも敬語な隣の席の柳くんは、いつも『感傷』で傷だらけ。


そんな柳くんが気になって仕方がないから、今日も私は柳くんに絆創膏を渡す。