会社員の朱里は駅で困っていたカフェ店員の瑛太を助けて食事に誘われたことに困惑する。以前から朱里のことを意識していて、付き合いたいと思っていたようで、戸惑いつつも瑛太の熱烈なアプローチで付き合い始める。社会人と学生では会う時間が少ないことに寂しさを覚えつつお互いを気遣って距離を縮めていく。でも瑛太の…

「俺はもっと会いたいです。カフェ店員とお客さんって関係以上に」


突然目の前に現れたイケメンカフェ店員は私の心をかき乱す。


「やっぱり私たち、立場が違うから……きっとうまくいかないよ」


大学生と会社員なんて、絶対にうまくいかないでしょ?

だからもう別れた方がいいんだって。


「待っててとは言わない。でも成長して迎えに来るから、その時はもう一度チャンスをください」


子供から大人になった彼はずっと私だけを想ってくる。

甘えてきたと思ったら甘やかしてくれる年下彼氏に振り回されるしかありません。



恋愛ご無沙汰会社員 × カフェ店員(大学生)



「結婚を前提に、俺のそばにいてほしいです」


私だってキスもそれ以上も、君との記憶しか残っていない。もう誰にも上書きされたくなかったから。

これから先もずっと、甘くて、穏やかで、苦さなんてかき消すくらいの愛をちょうだい。