西洋と和風の文化が入り交じる龍雲国。その国には、お似合いのカップルだと祝福されている婚約者達が居た。王太子である龍雲清一郎と公爵令嬢の鷹原桔梗である。
その日もお茶会で、仲睦まじく過ごす桔梗と清一郎。化粧直しに席を立った桔梗が、向かった先は茂みだった。
「ふふふ、素敵だわ」
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【ストーリー概要および物語の設定】
西洋と和風の文化が入り交じる龍雲国。その国には、お似合いのカップルだと祝福されている婚約者達が居た。王太子である龍雲清一郎と公爵令嬢の鷹原桔梗である。
その日もお茶会で、仲睦まじく過ごす桔梗と清一郎。化粧直しに席を立った桔梗が、向かった先は茂みだった。
「ふふふ、素敵だわ」
彼女が優しい眼差しで眺める先は、老執事長と年配のメイド長だった。桔梗は、おじおば推しな令嬢だったのだ。
「今日も可愛いな」
隣の茂みから顔を出した清一郎。彼の視線の先には、桔梗の妹弟達が居た。
「え?」
「は?」
お互いの顔を見合わせる桔梗と清一郎。
喧嘩カップルによる、ラブコメディのゴングが鳴った。