陽奈は小学校の時から想いを寄せている春翔に告白を決意した瞬間、春翔の他の人への告白現場を目撃してしまい、失恋が決定してしまった。
気持ちをうまく整理することができず、春翔を避ける行動をとってしまったが、なぜかそれに春翔が突っかかってくる。挙句の果てには他に好きな人がいるはずなのに、全校放送で陽奈に告白までしてくる始末。逃げることを許されなかった陽奈は、そのまま春翔と付き合うことになったが、なぜか、春翔は陽奈を嫌悪している様子。
なぜそんなことになったのか分からないまま、息苦しいばかりの高校生活を終えて、陽奈は春翔から物理的に離れるために県外の大学へと進学した。
春翔との苦しい恋愛のせいで恋に臆病になってしまった陽奈だったが、それを見かねた父が手を差し伸べてくれる。
父の紹介で知り合ったのは父と同じ会社で働いているという一人の男性――奏終夜。
その見目麗しさから終夜もまた恋に飽き飽きしていたらしいが、上司である娘の陽奈と出会ったことにより、気持ちと心をほぐされていく。
ようやく恋に前向きになった二人は手を取り合おうとしたが、そこに陽奈に恐怖を与えてきた春翔が割り込んできて……?
初恋のせいでトラウマを抱えてしまった少女
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見た目のせいで恋を煩わしいと決めつけてしまっていた男性
幸せのために二人は手を取り合って一歩を踏み出した――。