▶ストーリー概要および物語の設定
藍円寺は新南津市街地からは少し離れた集落の、住宅街の坂道を登った先にある、ほぼ廃寺だ。住職である藍円寺享夜は、霊が視えない。しかし祓えるので除霊のバイトで生計を立てている。常々肩こり(霊障)で死にそうなマッサージ店ジプシーだ。そんなある日、新しいマッサージ(&カフェ)店を見つける。
そのお店は、吸血鬼のローラ(と、砂鳥と火朽)が、人間のふりをして経営しているお店だった。「働いて食う」事に決めていたローラは、来店した藍円寺に暗示をかけ、吸血等をする。そして暗示を解く際に、藍円寺の肩に集まっている、霊障をもたらす微弱な霊魔を叩いて祓うようになる。
藍円寺は肩こりが楽になって驚き、常連となる内に、ローラに片想いをするようになる。一方のローラもまた、藍円寺に行為を抱くようになる。そんな二人のじれじれとした両片想いの光景を、砂鳥がニヤニヤしながら観察している。紆余曲折、誤解などを経て、二人が恋人同士になるまでの物語。
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