Does Size Matter? ~世界の射精から~

作者梅春

初恋がドイツ人(で巨根の)アレキサンダーだったため、「モノ」の大きさにこだわるようになった葛城大地。
大地は、イケメンで真面目で純粋。
それなのに、「モノ」へのこだわりを捨てきれないため、恋愛では悪戦苦闘する。
「純愛」と「モノ」への執着の間で揺れる大地。
悩める大地の脳内では、大地を責める悪魔大…

ストーリー概要および物語の設定


24歳のサラリーマン、葛城大地の初恋は高校二年の夏。

通っていた高校に短期留学していたドイツ人のアレキサンダーに恋をする。

アレキサンダーとはいったんは結ばれるが、淡い遠距離恋愛は、アレキサンダーからの連絡が途絶えることで、自然消滅を迎える。

傷つきながらもアレキサンダーが忘れられない大地。


そして、大学生になった大地は、先輩の高槻輝信に恋をする。

背が高くがっちりとした輝信にアレキサンダーの面影をみる大地だが、関係を持つと、アレキサンダーと輝信の違いに愕然とする。

あそこの大きさが全然違うのだ。


輝信のソレは日本人としては平均的だが、巨根だったアレキサンダーとの思い出が消せない大地は違和感を感じる。

また、大地はネコだが、アレが大きく、それが輝信にコンプレックスを感じさせる。結果、輝信は浮気をし、大地とは別れる。


社会人になった大地は、アレクサンダーとの思い出に逃げ込んでいたが、これではいけないと一念発起。

もう日本人は懲り懲りと、六本木に繰り出し、様々な外国人と出会っていく。

いくつかの恋に破れた後、大地はアレキサンダーによく似たドイツ人、ドミニクに出会う。