厭世子爵令嬢は、過保護な純血ヴァンパイアの王に溺愛される

作者八重

「あの人もヴァンパイア……あそこの伯爵様も……」

人間に紛れてヴァンパイアが共存する世界。
エリーゼは誰が人間で、誰が「そうでないもの」か見分けがついた。
なぜなら、エリーゼ自身も人間ではなく「ヴァンパイア」だったから。

17歳になって社交界デビューしたエリーゼ。
自分以外にも多くのヴァンパイ…