『普通』に生きることに縛られ、心の重石になっている浅間陽太は、ある日街角で『おたすけ屋』を営む久城常陰と出会う。
悩みはないと言いながらも浮かない顔をする陽太を、常陰はVR旅に誘い心を少し解きほぐしていく。そして、いらない荷物となっていた固定観念を徐々に下ろしていこうと提案。
陽太は、幼少期の恋を…

  • コメント
  • スタンプ
  • しおり

ストーリー概要および物語の設定


『普通』に生きることに縛られている浅間陽太は、ある日街角で『おたすけ屋』を営む久城常陰と出会う。

浮かない顔をする陽太を常陰はVR旅に誘い、いらない荷物となっていた固定観念を下ろしていこうと提案した。


そうしてVRだけでなく実際の街も旅しながら『普通』を手放し、自分らしさを徐々に受け入れる陽太。常陰のことも知っていき、初恋の人を彷彿とさせる常陰に惹かれていく。

常陰もまた、自分の名を変だと堂々と宣言してくれた陽太に惹かれる。


だが、常陰は陽太が向ける好意は初恋の人の『代用』だと考え、想いを拒む。

常陰は誰かの『代用』とされるのが耐えられなかった。それは、大企業・久城グループの子息でありながら義理の兄の影武者として生きていることが原因だった。


陽太は自分の想いが代用なのか、常陰に向けたものなのかを真剣に考える。その過程で、実は初恋の人が常陰だと知り、代用ではないと胸を張ってもう一度告白をする。


晴れて想いを通わせた二人は、『普通』『代用』それぞれが抱える荷物を下ろす一歩を踏み出す。