『これから皆さんニハ、命を賭けて“セイギノミカタゲーム”をやって戴こうと思いマス!』

 目覚めた時、少年は一人狭い棺の中に閉じ込められていた。
 告げられたのは、命を賭けた理不尽なゲームの開始。自分についてわかっているのは、名札に書かれていた仙道狭霧という己の名前と、自分が藤木高校の二年生である…