悪役令嬢と侍女——あるいは不遜な侍女の裏の顔

作者涼暮月

王太子の妃を決める<華燭かしょくの儀>。

その開幕を告げるお茶会で毒殺未遂の嫌疑をかけられる主人公、ヴィヴィエンヌ。

その場の勢いで「事件の真犯人を暴いてみせる!」と宣言したヴィヴィだったが、失敗すれば国外追放? 一家断絶?

自身の未来と生死がかかった状況の中、ヴィヴィは超有能だが主人よりも態度がでかい侍女ユフィに助けられながら、『悪役令嬢』の評判通り悪女らしい言動で『聖女』の仮面をかぶったライバル、ジェンナの企みを次々と打ち破っていく。

一方で、ちくちく刺さる台詞をお供に出所の知れぬ情報と如才ない機転で主人をサポートする『侍女』ユフィにも、何やら秘密があるようで……。


無事、陰謀渦巻く<華燭の儀>を勝ち残ったヴィヴィを最後に待ち受けていたのは——まさかのラスボスだった!?


『純真一途な悪役令嬢×爽やかイケメン王太子』

『究極にデレない氷の侍女×鉄面皮をも揺るがすド天然な護衛騎士』

二つの恋模様が楽しめるラブ&ファンタジー、ここに開幕。