▶ストーリー概要および物語の設定
佐倉柚希は、幼いころに別れた父親と同年代の男の人の温もりを求め、添い寝カフェで女と偽ってバイトをしている。
指名がなかなかつかない柚希は、いつものように店のビラを配っていると、精気を失いフラフラと歩いていた佐々木雅人と出会う。心配でいてもたってもいられず声をかけた柚希は、半ば強引にバイト先へ連れて帰った。ずっと睡眠不足で自分で色々工夫していたが一向に改善されずにいた佐々木は、何をしても無駄だと突き放す。柚希は添い寝カフェの店員の意地もあり、ぜひ試して欲しいと伝える。半信半疑で柚希に言われるがまま、ひざの上に頭を預けると、佐々木はあっという間に眠ってしまう。
たまたま疲れが溜まっていたからだ、と思っていた佐々木だったが、体調を崩し柚希の前に訪れる。
佐々木が店へ訪れる度に、いろいろな話をするようになり心を通わせていく。どんどん惹かれていくが、この関係が壊れそうで、どうしても男だということは伝えられずにいた。
指名客がほとんどいなかった柚希に上客がついたと知った店長の嶋津は「オプションをつけまくって金を落とさせろ」と無理強いをしてきた。
それを断った柚希は、嶋津から「金が稼げないなら違う方法で奉仕しろ。佐々木に男とバレてもいいのか」と、関係を迫られる。
柚希の異変を感じた佐々木は救出へと動く。
ずっと偽っていたことを告白する柚希に佐々木はすべて知っていたと伝え、二人は気持ちを打ち明ける。
▶元小説の作品URL
この作品は「恋のはじまりは、ひざの上で」をコミックシナリオ化したものです。