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突然、感染症が大流行して、社会で生きる人々の日常は、大きく変わってしまう。人と人とが、距離をつくり、マスクは付けていて当たり前のそんな時代の中で、直接会うことはせず、ネット経由で、言葉のやり取りをする。龍彦と沙織、しかし、デジタルの壁が、邪魔をして、次第に気持ちが、離れていく。本屋が閉店となり、バイト先も変わり、多くのことが、変わっても、手紙だけは、不思議と続いていたりして。言葉は、デジタルから、アナログへ。二人の未来も、また手紙の続きのように書き足されていく。