千鶴は、終電もない真夜中の仕事帰りに、おでんの屋台のような見た目の、紅茶の店を見つける。

ネットの嘘か本当か分からない、選ばれた人しか辿り着けない、この世のものとは思えないほど美味しい紅茶が飲めると噂の『真夜中のティータイム』
怪しさを感じながらも、千鶴は暖簾をかき分けた。そこには、片目が前髪で…