偽りの花婿は花嫁に真の愛を誓う

作者霧内杳

「このまま中止するか、俺を代理にして式を挙げるか」

結婚式当日。
大幅に遅れに遅れてやってきた花婿は……知らない男でした。

彼曰く、本来の花婿はついさっき、結婚詐欺で逮捕。
決断を迫られた私は、見ず知らずの彼と結婚式を挙げることに。

……そこまではまあよかった、が。

「李亜、俺のものになれ…