花嫁を選ぶ女神は異世界の円形劇場に彼女を送り込む

作者南瀬匡躬

 演劇ガールの佐世保桜(させぼさくら)はふとしたことから、劇団員仲間の関門朝風(せきとあさかぜ)の恋人役を頼まれる。お見合いを断る口実が必要な彼からギャラをもらって恋人のフリを演じるのだ。「売り言葉に買い言葉」の末に結果、のせられて引き受けることになった桜。彼女の演技の先には不思議な出来事や偶然の…