帰宅難民となった当店のマスターこと只野咲花《ただのさっか》は暇を持て余していた。
そしてあまりに退屈なあまり上記のようなしょうもない疑問を呟いたのだ。
迎えに来てくれる家族も彼氏もいない。常連客とはプライベートで交流しない主義の咲花だ。
一人さみしく景色を眺めている。
「何でこんなバカな事いってる…