《王国崩壊の一瞬》
国王、魔王軍によって襲撃される。宮廷の近衛師団は壊滅状態に陥り、占術師が防御呪文で時間を稼ぐ。レベル∞の勇者を雇って軍勢を蹴散らす予定だったが、彼は報酬を浪費した末に脳梗塞で倒れてしまった。王は生き残った占術師たちと密使や替え玉が出入りする召喚門を使い、英霊の森へ転移する決断をする。しかし、宮殿の扉が突破され、前衛のオークどもが現れる。召喚門に邪の魔力が注入されていることが分かり、王は濁流を利用して魔王に報復をするために最後の魔力を投入する。しかし、それがゲートを壊すことになり、王都は粉々になった。正邪混然一体となって、王国は断末魔の叫びを飲み込んでいく。