今日は絶好の死に日和だ。煌々と燃え盛る焚書が逝く末を照らしてくれる。そして最後の一冊を投げ込むとスッキリした。ここはハイキングコースから3キロ離れた沢。暗黒が絶対王権を握り生きとし生ける者のを黙らせている。聞こえて来るのは僅かなせせらぎ。「それで踏ん切りはついたの?」無人の助手席から女の合成音…もっと見る