憧れの王子様は侯爵令嬢よりも、料理上手な城内食堂の看板娘がお好きなようです

作者安城 雲雀

モンテルノ王国の次期国王、リカルド王子が駄々を捏ねた。
「私の伴侶は料理の上手な女性にしたい」
彼のその一言から、国を挙げた料理バトルが行われることになった。
国母となる女性を決めるため、国中から多くの参加者が集まった。

トーナメント形式で有力候補が次々と脱落する中、二名の候補者が決勝の舞台に上…