今日は私たちの結婚披露宴。
オードブルに出てきたカレーを見て、新郎の雅季がぽつりとつぶやいた。

「あの時、お前が作ったカレー、クソまずかったよな」

*角川食堂×魔法のiらんど 「恋するスパイスカレー」短編小説コンテスト応募作品です