社会人六年目の夏。"私が浸透した彼"と再会して解けていくギミックは、あの青春を連れ戻した。
高校卒業までの半年間
不真面目なギャル と 不自由だった青年は
同志となり、互い を 浸透させて過ごした
——その八年後、
「いいよ。できるよ、松凛となら」
再会した齢二十六の青年は
バニラの香りを携え、ひどく垢抜けていた
┊
✳︎
W✎ Uosumi Sumi.