地球上のあらゆる獣達の気力を憑依させる気獣士達。

これまで全世界に迫る様々な脅威と困難を打ち破って来た超戦士達だったが、次元を超えた新たな強敵達が彼らの前に降臨する。

百獣の世界同様に互いをライバル視する気獣士達に果たして今回も勝ち目はあるのだろうか?

2050年以降の近未来。

人々の文明が発達するに連れ、地球の損傷は大きくなると共に次元の歪みが生じて特殊な能力を持つ人間が現れ始めていた。


気獣士と呼ばれる動物霊魂と気力を融合させた特殊能力を持つ超戦士達が世界の危機をこれまで幾度となく、陰から救っていた。


魔獣パズズの黒い大樹に地球の養分を吸わせ、人類が生存出来ない世界を創ろうとした暗黒組織ブラックウッド。


世界制圧の為に世界各地でテロ活動を行っていた犯罪集団グリーンサスペンダー。


古代アステカの予言により、世界を壊滅に降臨した邪天使と邪神バビロン。


人類への復讐の為に現世へ蘇ったバミューダの魔女達と暗黒の勇者ロピス。


何れも人類では太刀打ち出来ない強敵達だったが、世界の国家機密により結成された秘密結社セイヴァースによって集められた気獣士達により、それぞれの野望は阻止されてきた。


彼らは地球の危機の度に力を合わせては来ていたが、その体内に流れる獣の気は常に戦いを求め、セイヴァースを初めとする組織によってその都度企画されてきたネット番組『キング・オブ・ビースト』で彼らは互いの力をぶつけ合わせて来た。


そして、バミューダの魔女討伐から三年の月日が流れ、新たな『キング・オブ・ビースト』が何者かによって開かれようとしていた。