格闘推進校ピーチマウンテン・ハイスクールの二年生、古澤朱葉(フルサワ アケハ)は、古来中国の秘伝書の継承者であり、その秘伝書は三つに分けられ、三本を手にした者は最強の武人になると言う。
かつてこの桃園町で武術家だった父を襲った犯人への復讐の為に彼女は中国で修行を重ね、父より秘伝書を受け継いで桃園に帰ってきた。
幼少時代の苛めっ子だった多田寛貴(オオタ ヒロキ)と学園で再会した朱葉は、彼を初めとする学園の格闘生徒達と渡り合いながら二年生へと進級する。
一年、二年と学園祭恒例の格闘トーナメントの決勝まで勝ち上がる朱葉だったが、一年の時は寛貴に惜敗、二年の時は総合格闘家である一年生、渡瀬美貴(ワタラセ ミキ)と引き分けとなり、またも優勝を逃してしまっていた。
しかし、美貴との試合の最中に何者かの遠距離攻撃にやられていた朱葉は、学園内に潜む新たな敵の存在を知ると共にそれが父に重傷を負わせた犯人にして、もう一本の秘伝書の持ち主である事を確信する。
朱葉にとって学園最後の戦いが始まろうとしていた。