愛されているはずなのに愛されていない感じがして、何かが満たされない。そんな悩みを持つ林樹里の前に現れたのは樹里のことが大好きな男、柳千。千は大好きな樹里と一緒にいたいという気持ちが溢れ、家に招き入れた。最初は千に恐怖以外の感情を持ち合わせていなかったが次第に気持ちが変化する。

家族に愛されて、友達にも恵まれている私は幸せ者のはずだ。


それなのに心にぽっかりと穴が開いているかのように、何かが足りない。


この心を満たしてくれる最後のピースを埋めてくれるのは一体誰なのだろうか。


これ以上の幸せを望むのはわがままなのだろうか。


誰か、私を本気で愛してくれる人に出会いたい。