「弓木」「近藤」そう苗字で呼び合う幼稚園からの幼馴染同士の2人。近すぎる存在が故、素直になれなれず2人の距離はすれ違っていく
「そうちゃん」
「しーちゃん」
「宗介」
「椎菜」
「近藤」
「弓木」
呼び方は変わっても2人の距離はずっと
変わらない
そう、思っていたのに
なんでもない日がこんなにも愛おしいなんて
2人でいるのが当たり前すぎて忘れていた
季節が幾度と変わるたび、私たちの距離(ディスタンス)は縮んでいるようで
少しずつすれ違っていたなんて