厄介な君に恋をした

作者柚夏

家族同然過ごしてきていた幼馴染みがいた。
その関係はずっと続くと思っていたし、手のかかる幼馴染みを弟同然に見ていた。
だけど少しづつ男の子らしくなっていく幼馴染みに意識していく初。
幼馴染みの2人の甘酸っぱい恋の話。







水瀬みなせ うい(16)

勉強よりも運動が得意

明るさが取り柄だと思ってる

自分への好意に気付かない

面倒見がいいというより凛に弱い

凛の兄に片思いしている





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早瀬はやせ りん (16)

気まぐれで面倒臭がり

甘え上手で面倒ごとは初に投げる

可愛く言えばやってくれる初のチョロさ利用してる

適度に周りには愛想振り撒く









『⋯今日、起こすの遅くない?遅刻しちゃうよ?』





『文句言うなら自分で起きろ!!!!!!!!』





家族だから距離が近いのは当たり前?




そんな2人が急に意識し始めるのは何時か。













―――――――俺は、初ちゃんの


幼馴染みになんてなりたくなかったよ。