これが一生に一度きりの恋ならば

作者風音

下駄箱でラブレターを入れ間違えたことによって同じクラスの石垣藍と付き合うことになった美坂あやか。翌日それがクラスメイトに知れ渡ってしまいクラス公認の仲に。ようやくの思いで藍に事実を伝えるが、「別れるならもう少し俺のことを知ってほしい」と告げられ期間限定恋人を提案される。あやかは了承するが、そこから…





どうしてそんなに大事なことを



黙っていたの?





私に会いに来たって



あの時一目惚れしたって



恋愛しに来たんだって



最初から素直に言ってくれれば



少しはなにか変わっていたかもしれなかったのにね。







でも……



それは自分に都合のいい言い訳。







最初からキミの本性を知っていたら



莫大な苦労が目に見えてるから



絶対に近づかなかった。







キミがキミらしくいてくれたからこそ



私は恋をしたのかもしれないね。







これが私たちにとって



一生に一度きりの恋ならば



いまやるべきことは一つ。






執筆開始 2024/9/17

完結 2024/10/17