ラブラブな双子の姉弟、雪と陽。

美人で可愛い姉と、イケメンで姉以外に目がない弟。

そんな彼らのいつもとはちょっと違うバレンタインがやってこようとしていた。

双子の姉弟。


一緒に寝たり、一緒にお風呂に入ったり、

一緒に学校に行ったり、一緒にお弁当食べたり。


至って普通と言い張るこの姉弟は

他人から見たらただのラブラブカップルにしか見えない。


姉の雪は学校で一番の美女であり、

それでありながら身長が低いためか、マスコットキャラクターのような存在だ。


その反面弟の陽は、顔は誰もが認めるイケメンなのだが、雪以外の人間にはまるで興味がなく、口数も少ない。

といっても、女子の間では人気でファンクラブも創設されている。


そんな双子がイチャイチャしていた、高校二年生の冬の出来事。


バレンタインが今年も近づいていた。