夢海岸と花街道

作者紅佐



『あたしは、みさきの事が好きだから、みさきと一緒に居たいから頑張ったんだ』と、夢海岸で少女が笑った。




『私は…私の気持ちでもう一度、佐倉くんに好きだって伝えたい。いま、私はココにいるから』と花街道で彼女は微笑む。







※※※






大学受験に失敗した青年・みさきは、落ち込みながら海を眺めていると不思議な人魚と出会った。






青年・黒野が恋した天真爛漫な少女は、責任感の強い魔女であった。





他人を信用出来ない悲しい青年・金木は、幼い頃からの愛を貫き通す優しき妖精と出逢った。






その昔、儚い命を嘆いた少年の物語が、いつか見た天使に伝わる。






やがて願い桜は咲き誇り、ゴミ海岸にてみんなの願いを乗せた想いが空に行く





紅佐25歳~26歳の作品