白雪姫とヴァンパイア(2)【完】

作者澪川 夜月

「その覚悟があるのなら――私に、任せてくれないか」──忘れられない〝あの日〟の記憶。繰り返し蘇る、元恋人のある言葉。思い出に怯え続ける由季に向けて、幼馴染であるヴァンパイア・月が取った行動は……?



所詮私はヴァンパイア。



優しく無いが、執着は強く。


諦める気も、逃がす心算も全く無い。



長期戦は覚悟の上だ。


悪いが私はしつこいぞ?



手加減などはしてやれない。



さあ……


覚悟は良いか?



──Ma princesse.



* * * * *


※(1)からお読み下さい。

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2011.6.4~2011.11.23