作品コメント
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- mimiko
沖の弱いところも全部アイスから(本文より)
ちょっと変えています。『愛す』を『アイス』に。
でも私の耳には、陽菜さんのセリフがそう聞こえました。
夏の空に抜けて行くようなソーダアイス。
青すぎて、なんだか溶けちゃいそうで頼りない、でも心地いい青色のアイス。
2人の距離で過ごした時間で、そして今。
全部ソーダアイスだと思いました。
意味不明でごめんなさい。
筆者さまは陽菜さんの日々の描写をソーダアイスという断片に置きかえる才能がすごいと思いました。
日常の風景をソーダーアイスという身近なものに再構成できる感受性は、目を見張るものがあります。
近しく懐かしく、それでいて甘い刺激もあり……。
これからの季節に、胸にシュワシュワと弾ける恋のお話。
手軽そうに見えますが、じんわりと胸に染みる物語。
おすすめです。 - 雨宮未来
静かに切なく、胸に響く物語。
幼なじみとの縮まらない歳の差。
埋まらないふたりの距離。
それらが丁寧に綴られた作品です。
相手と学年が一つ違うだけで、“先輩”と呼ばなければならないこと。
留年してしまった相手が、やがて“同級生”になってしまうこと。
そのどれもが切なくて、胸を打ちます。
タイトルのように、涼しくて、爽やかで、夏の匂いがする、
切なくも温かい恋のお話です。 - 有田ゆきの
恋をしている人にぜひ読んでほしい。
主人公の女の子がずっとずっと、どんな事があっても、一人の男の子を好きでいる。
この思いの強さがぎゅっと詰まったお話だと思います。
読んでいるだけで、こちらも切なくなってしまいました。
恋の強さとは、相手のことも考えられる強さなのではないかと感じました。