作品コメント
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- 日下奈緒
その感情は何だったのか
大陸に出兵した兵士と、その兵士を待ち続けた女郎。
お互い、悲惨な世界で生きてきて、兵士は女郎を迎えに行く為に生き続け、女郎は迎えに来る兵士を待つ為に、生き続けた。
それがいつか、生きる糧になっていたのは見物で、逞しいと言うよりは、いじらしく、人間の強さを見せられた気がしました。
兵士は生きる為に、物乞いになった事も、女郎は生きる為にお偉いさんとの結婚を選んだ。
そんな虚しい、やるせない行動でさえ、二人の強い想いに繋がっているのだと思います。
だからこそ、最後。
兵士の一言が、何を意味するのか。
女郎を奪ったお偉いさんへの嫉妬なのか、待っていてくれなかった女郎さんへの憎しみなのか。
それとも、全て無くなってしまった事への虚無感だったのか。
いろんな意味を考えさせられて、心に残る作品となりました。 - 雅 月渚
勉強になりました
突然のレビュー失礼します
文章力にも圧倒されましたが、歴史
をよく勉強されていて本当にすごい
と思いました。
私は静岡出身ですが、こんな方がた
がいたことすら知りませんでした。
とても恥ずかしい気持ちになりまし
た。
また、今の時代に生まれ、なんて幸
せなんだろうと改めて思もいまし
た。
命の大切さにもきづかされました。
ほんの数十年前の事なのに、すごく
昔の事だと思ってしまう、太平洋戦
争。
二度このような無用な争いをおこさ
ないためにも、もっともっと若い方
に知って頂きたいと思いました。
素敵な作品をありがとうございま
す。
更新頑張ってください。