蕾は未だに咲かない㊥【完】

作者津堂さう

「――俺のこと、どう思ってんの?」恋を知った少女が身を投じたのは、きらきらと綺麗で、汚く、恐ろしい、鴉に食い散らかされてしまった街。




「どっちが…!」







巡り会う夜の住人

出会いの末に


花咲けば散るのが運命

それならば

咲かないままで在る




「頼む、傍にいてくれ。」




あたしは知らない


この想いを


振り払う術を




執筆開始 2013/05/04

執筆終了 2014/02/10



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