スーパーマーケットで働く、28歳の独身男性・碧。今年の9月に同僚の夕華から告白をされるが、碧は「明日からも普通に接してください」と冷たく振ってしまっていた。
そして、12月。ふとしたきっかけで、夕華のことが好きだと気付いた碧だったが、時すでに遅し。
もう、夕華の心には自分の存在は残っていないと知り、碧は焦りを覚える。
その間も、碧の目に映るのは、夕華の姿――だが、夕華の目には碧の姿は映らない。
かつて、自分を好きだった女性を振った男は、果たして彼女の気持ちを取り戻すことが出来るのか――
立場逆転の複雑な恋愛模様が始まる。