短編(完結済)です。だいたいこれを読んでくれれば僕の作風みたいなのがわかるんじゃないかなー、と思います。
日本文学館超短編小説賞4月度『特別審査員賞』受賞作。
- 最終更新日
- 2009/05/13
- 作品公開日
- 2009/05/13
- ページ数
- 完結 6ページ
- 文字数
- 2,069文字
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作品コメント
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- めぐり飛空
不思議 とても短いお話なのに、どんな状況なのか、その心理状態などいろいろなものが無駄なく、ストレートに表現されています。 現実を違う視点から考え、行動に移す過程ではあたかもファンタジーのよう。 けれど、そう遠い世界では無い、自分の日常に近い話。 作者様の目に映る平凡だけど、輝く世界を堪能させていただきました。
- アヤ
青い空と白い雲と、私。 悪いテストの点数に落ち込む主人公が、積乱雲をきっかけに晴れやかな気持ちに変化していくまでのプロセスを 綺麗で丁寧に、それでいて巧みに書かれています。 積乱雲から見た"私"は ものすごくちっぽけで、 その私が持っているテスト用紙なんかはもう、分子とか原子の粋…か。 そう考えたら、そんな自分の悩みもちっぽけな事で、前に進もう!!って気持ちにさせてくれますね。 私も、つい最近定期テストが終わったばかりで ひどく出来の悪かった教科があるのですが… そう、思うことにします (笑) たった6ページに、ここまで深く、すがすがしい気持ちにさせてくれる文章を 書ける作者様に脱帽です。 素敵な作品ありがとうございました!!
- AnN
読後にくる爽快感! テストで悪い点数を取り落ち込んでいた主人公の気持ちが最後には空を覆っていた積乱雲とともに晴れていく。 雲を突き抜けて進んでいく紙飛行機が、まるで主人公の分身のように見えてしまいました。 丁寧に描かれた情景が主人公の心の変化をも物語っていて、読後に何とも言えない爽快感のある素敵な作品だと思いました。