作品コメント
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- 菫
江戸新吉原
30ページと短編ではありますが、内容の濃
い読みごたえのある作品でした。
私自身、歴史ものを読むのは初めてだった
のですが、歴史用語が上手く文章に組み込
まれていたのでとても読みやすかったで
す。
悪女といえど、八橋の吉原で女郎として生
きていく強さを他の人物の視点を通して伝
わりました。
もしかしたらそこに八橋の女郎としてでは
なくい人間らしさが垣間見えたらもっと深
くなるのでは?と勝手に思いましたが、こ
れはただの憶測です。
今のままで十分素晴らしい作品です!
誤字脱字もとくに気になる点はありません
でした。
新吉原シリーズ、他の作品もぜひ読ませて
いただきます!
更新頑張ってください。 - 真弥
そうしなければ生きていけなかった……。
遊廓のお話です。
客を見極め、相手に応じて対応を変える女郎八橋。
遊女として優れていた彼女も、次郎左衛門の真剣な想いを軽んじてしまったのか。
相手に最後まで夢を見せてこそプロかとも思いますが、(遊女というものがどういうものか分からない故の感想です)結果自分が殺されてしまった。
悲しい結末でした。
史実に基づいて書かれているとの事なので、江戸の吉原というものを知るには読みやすくよい作品でした。 - 涼
お金と恋愛
よく、どっちがいい?とか言って
ブサイクなカネもち。
イケメンなビンボー。
比べますよね。
此れを読んで感じたことは、金にものを云わせても、
儚いものだということです。
本当に、好きなら金品ぬきの関係。
とても、読みやすかったです。
ありがとうございました。 - 春日 ココ。
新鮮です。
レビュー失礼致します。
とても新鮮でした。
江戸新吉原を舞台にした女郎の話。
その才能に優れた生粋の女郎「八橋」
彼女に心底ほれ込んでしまった不細工な男。
初めて読みましたがその言葉遣いや日本の美しさが素敵でした。
そして人間の欲、汚さ…
とても興味深い作品でした。
是非他作品も読ませていただきたいです。
素敵な作品ありがとうございました。 - みづき海斗
女の性
女性はいつの時代でも、「性」(さが)を持っていますね。その性を八橋が見事に表現してくれました。いつの世にもある事、そんな気がコンパクトにいつも通りまとめられた文章の中で描かれていたと思います。 - 小日向 華
引き込まれる
一気に読んでしまいました…
文章力がハンパないです
女郎として生きていく上での心意気
客だと分かりつつ優しくしてくれた温かさが忘れられない心の内
全てに引きつけられました
読めて良かったです!! - 東雲
女郎
八橋女郎、その生きざまはまさに女郎。
体を売っても心は売らない、まさに女郎の中の女郎というイメージが湧いた。
女郎という自分に誇りを持っている、そして決して客と一線を越えない、その境界線を見極めている女。
最後は悲惨な終わり方をしているが、取りようによっては女郎らしい終わり方ではないだろうか。
別に侮蔑の意味で言っているわけではない。
いい女郎というのは誰かしらに恨まれているのではないか、そう思う。
元客の次郎左衛門、どれほど八橋女郎に惚れこんでいたのか。
女郎をテーマにした小説は初めて読んだが、とても面白かった。