日本の『流行歌の歴史の幕開け』には、一人の『現代人』が携わっていたという事実があった。時代を『タイムスリップ』する事は、決して『憧れる出来事』では無かった。
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-------『流行歌』レコード盤発売90周年記念スペシャル-------
『 流 行 歌 』 が聴こえた日。
~ 戦 前 編 ~
≪ JAPANESE MUSIC 90th ANNIVERSARY SPECIAL ≫
「この物語の主人公、高橋昌也です。CD SHOPの店員してます。仕事中のある日、信じられない事が起こったのです!」
「『平成元年』生まれの僕が、なんと『昭和元年』に『タイムスリップ』をしてしまったのです!」
「小説では、凄く良くある話ですよね。あの『タイムスリップ』ですよ! でも、地味ですよね~。どうせならば、『戦国時代』とか、恐竜のいた『白亜時代』ぐらいに『タイムスリップ』しなければ、夢のある様な『大きな話し』にはなりませんよね・・・」
「でも、僕の心の中では『戦前という昭和の時代で良かった!』と思いましたよ! だって、昭和時代ならば、『どうにかなりそうだ!』と思いませんか? 『まあ、何とか生きていけるだろう!』と考えた訳ですよ!」
「一つだけ勉強になった事がありました。平成時代に生きていた僕は、物事に対して、真剣では無く、『実に、ちゃらんぽらんに生きていた!』と、悟ってしまったのです。何も分からない昭和という時代に、僕は必死になって生きていた気がするのです・・・」
「貴方も、ちょっとだけ僕に付き合いませんか?! 戦国時代では無いから、命が狙われる様な事は無いので、大丈夫ですよ!」
「この時代では、『歌謡曲誕生の瞬間』に出会えますよ!」
「えっ、規模が小さい? 歴史を動かすぐらいの大きな出来事でなければ駄目なの? でも、音楽の歴史を動かすのは、凄い話しだと思うのだけれど・・・うーむ」
「あっ、それと一緒に『タイムスリップを』するのならば、ある程度の覚悟が必要ですよ! 『実在した歌手』や『実在のヒット曲』たちと出会うのですから・・・それは、今の歌手とは全然違うし、今のヒット曲とはメロディーなども、全く違いますからね! 意味が分からず、途中で逃げ出したくなるかもしれませんよ!・・・それでも覚悟を決めて『タイムスリップ』をしますか!?」