美織

事件、再び
3ヶ月前に起こった、猟奇殺人事件。

もう事件は終わったかに思われたが、また殺人が起きてしまう。

梨湖ちゃん率いる(?)、お馴染みのメンバーで事件の手がかりを掴もうとするが…?

相変わらず読み応え抜群の面白さで、一気に引き込まれました。

ホラーな場面にビクっとし、新たな事実へと近付いていくのにゾクっとさせられます。

しっかりとした構成に、ただただ『凄い』の一言です。

3ヶ月前の事件と、今回の事件。

板倉の死、『斎藤零児』とは何者なのか、そして『児島都』は!?

謎が謎を呼び、目が離せません。

人間って皮肉なもので、失ってから大切なものに気付く。

もしも、あの時こうしていたら。もしも、あの時こうしていなかったら。

…けれど、“そうはならなかった”。

恵美子の忠告はなんの事だったのかは、最後まで読めば分かります。

ホラー、ミステリー、恋愛要素も入っているお勧めの作品です!