僕の海馬を君に贈りたいシリーズです。

忌み子、おぞましい、気色悪い。
それが僕を例える言葉たち。
それでも幸せだった、
なのに神様ってやつは非情なもので……

こちらは、

「僕の海馬を君に贈りたい」

のシリーズ作品となっています。



 変わった見た目のせいで、

 村人から差別を受け続けていた少年。


 たった一人の兄、

 梛と二人で暮らす日々。


 痛みにも慣れていったある日、

 ある少女が声をかけてきた。



 「ねぇ、なんて名前なの?」



 それが全ての始まりだった。


 彼女は、少年の人生を大きく変える、

 キーパーソン、

 いや、生き甲斐となる人物だった。


 人の温もり、優しさ、

 楽しみを与えてくれた。


 ずっと傍にいさせて……



 ※本作品は

 「僕の海馬を君に贈りたい」シリーズ作品

 第三作目となっております。


 本作だけでもお読みいただけますが、

 シリーズ作品全て読んでいただくと

 知らなかった裏側の事情が知れて

 より、楽しめるようにしました。


 是非、同シリーズの

 「僕の海馬を君に贈りたい」

 「今日が僕らの命日だとしたら」

 「神が人になった噺」

 もお読みください!