これは喫茶店「stray sheep」の店長:由野と男子高校生の主人公が織りなす苦くも愛しい恋物語。
彼らは「心の種」と呼ばれる魔法的アイテムを使って、店に訪れる客の心を癒していくけれど……、
―――願いの果てが必ずしもハッピーエンドとは限らない。
――恋心が必ずしも報われるとは限らない。

「愛…

心を成長させてくれるという「心の種」。

けれど、その甘い言葉に唆されてはいけません。

なにせ……心の種はあなたの「心の鏡」なのですから。


種が枯れてしまえば、たちまちあなたの心も枯れてしまうでしょう。


――ええ? それなら、なんのメリットもないじゃないかって??

いいえ、それは違いますよ。


確かに「心の種」は育てた者の心を映す鏡。

いわば、表裏一体の関係にございます。

当然心が枯れれば、種の生長は見込めませんし、

あなたの心の再生もまた不可能でしょう。


しかしです、

どれだけ扱いにくかろうと「心の種」の効果は

一級品にございますよ。

ええ、それはもちろん。

どんな秘薬にも、恋の魔法にだって敵いません。


――口ではなんとでも言えるだろうって?

……そうですねえ、そう言われてしまいますと弱りましたねぇ。


では、論より証拠です。

彼らの物語をご覧に入れましょう。


――ええ、そうです。

ご納得いただけましたら、ご購入くださいませ。


では後ほどまた。