羊を数える夜。【完】《クリスマス編更新中》

作者たろー。

「今日の残り時間、俺に頂戴。」
怪しげででもきれいな笑みでそういわれ、そこから始まった。

否と言わせてくれないその表情に、あたしはただ黙ってうなずいた。





ポストには手紙が3通。


うち一通は間違って入ってしまったのか、隣の部屋のもの。







引越しの挨拶を兼ねて届けにいくと。










眠れないの、もう羊も136匹目。







え?何?俺が兄ちゃんに負けっぱなしで黙ってられる。とか思ってんの?そんな考えすぐ覆すよ。










あたしは、今日も羊を数える。








藍夜さんとの第2回企画小説。


冒頭『どうあがこうが、答えは結局変わらない。』


終わり『病名:愛しすぎ症候群』









公式「トナリの彼」参加中