作品コメント

切なくも温かい
子供目線で書かれている作品でしたが、私は親の目線で読んでしまいました。

突然の事故で亡くした最愛の息子(一太)。

一太が生まれ変わっているとも知らずに、絶望の日々を過ごしていたと思います。


ですが、失ってからの時間、一太がとても楽しそうに過ごしていたのが嬉しかったです。


ラストには感動でした。

あったかい
設定がユニークで読み終わったあとに心がほんわかしました。

文体もひらがなが多く、内容も善悪について子供目線で書かれているので、小さい子に読み聞かす絵本のようでした！

とても素敵な作品です☆

大人に読ませたい話
久しぶりに童話を読みましたが、読んでよかったと思える作品でした。

子犬を助けようとしたり、席を譲らない人を叱ったり、…今の大人(みてみぬふりをする人達)に読ませたい作品ですね。

一太が次太に生まれ変わっても記憶は残しておいて欲しいですね。そうして大人になっても優しいままでいてほしいです。

流星

2009年10月21日

電車になった少年の物語
上杉謙信、いや中杉剣心の物語の隣にあったので、つられて読み始めました。

冒頭いきなり、少年が死んでしまい・・・。
さっそく不幸に見舞われどうなるかと思いましたが、まさか電車に生まれ変わるとは。

痴漢退治や、無礼な乗客を懲らしめたり、世のため人のため頑張っているはずなのに・・・。
逆に気味の悪い電車扱いされ、廃車の憂き目に。
みんなのために・・・という善意の行動のはずなのに、それが必ずしも世間一般の｢善｣にはつながらないという皮肉さを感じさせられました。

最後、すんでのところで努力が認められ、無事生まれ変わることができて一安心です。

世の中、良かれと思ってした事が、逆に仇となってしまうケースも多いです。
それは虚しくもありますが、だからと言って無気力に陥らないで、いつかは努力が認められると信じて頑張り続けるのも大事だということを、この作品は示してくれます。

是非子供達にも読んでもらいたい作品です！

心に残る...
凄く心に染みる小説だと思います｡

童話なので、小さい子が読んでも分かりやすいな、と思いました｡

一太が、電車に生まれ変わってしまう...というお話の展開も面白かったです＾＾

会話してる時の様子が良くわかりました｡
これからも色んな童話を書いて、宣伝しに来て下さい｡

優しさとは…
とても心が温かくなる作品です。

一太の純粋な思い…でも電車がしては可笑しいその行いを罰せられ電車としての生命を奪われてしまうと聞いた時は「どうなるの？」と切なくなりました。

本来なら当たり前の事が出来ていない事に気付かされます。
"優しさ""当たり前の事"とはなんだろうと考えさせられました。

いい話！
電車になって過ごした期間は短かったけど、その中で電車のマナーや人としてすべき行動などが入っていて、いいお話だと思いました。

電車としてはやってはいけないけれど、人としてしなければいけない事だと思います

それから、もう一度お母さんの子供として生まれられて安心しました！

心あたたまるストーリー☆彡
情景もしっかりと浮かび、子供にも大人にも読みやすい！

電車になったあとの、一太クンの行動は人として気をつけなきゃいけないコト。
それをあらためて実感させてくれる、とてもイイお話でした。

ぜひオススメです！

ほのぼのとした中にも
本来なら無機質な電車に命を与える
その発想が素敵だなと感じました。

子供の目線で描かれた世界はほのぼのとしていますが、命の尊さや儚さををとてもわかりやすく描いていると思いました。

小さな子供から大人まで、安心して読めるお話しだと思います。

大人から子供まで楽しめる物語
まず設定がとてもユニークです。

心のある電車と言えば
機関車トーマスなどを思い浮かべますが

物語としては全く似てもにつかず
独自の表現力がありました。


また物語を読むと
自然と絵本を連想させるつくりで
子供への読み聞かせに適していると思います。

それだけでなく
漢字をできるだけ無くし、短編に仕上げる事で
読みにくさ･飽きを与えないという
気遣いも感じられる

とてもまとまりのよい作品に思えます。