長男の士官の金を用立てる為、妹凛は妓楼に売られた。生き残る為には花魁になって自らが好きに旦那を選ぶ事。そんな時 神社で出会った俺様男は 運命の身請け人だった。
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「ああっ…。はぁ…。」
「いい…でありんす……。あん。」
綺麗な長い黒髪に、透き通るような綺麗な肌。
艶かしい胸に、くびれたお腹…。切れ長の美しい瞳、人間離れした美しい妖艶な女が布団で乱れている。
今宵は、50過ぎの白髪の爺さんが、この女のお相手のようだ。
ただ、この女の瞳は無…。
汚れを知り尽くしている故か、この世に絶望して期待はせず、ただ、死よりはましかと、ただ生きているに過ぎない…。
美しすぎる女は、これからどう流れて、どこにたどり着くやら…。