KAL
第二次世界大戦の最中…
奈都が寺の家で見つけた不思議な巻物。
それが見つかると、不思議なことが起こると言い伝えられていて、その時から自分の名前を呼ぶ声が聴こえるようになり…
そして奈都は第二次世界大戦中の戦争時代へタイムスリップしてしまう。
そこではじめて出会ったのは耕太と妹の洋子。そして…淡い恋心を抱くようになる康平。
いきなりタイムスリップしてパニックする奈都の話を聞いて親身になってやる3人の優しい心と、
そして奈都がテレビや教科書でしか知らない大戦中に起こる空襲や爆撃を実際目の当たりにして、その惨さを知るつらさ…
そんな中でもたくましく生きて、時代を生きて行こうとする若者たちの姿がとても緻密で居て繊細に描かれていて、
奈都が強くなっていく姿や、洋子たちが時折ふんわり心を和らげてくれたり…
一体奈都たちがこれからどうなるのか本当にドキドキします。
伏線も沢山張られているので、それを回収しながら読んでいくのもとても楽しいです。
完結を楽しみにしています!^^