むかしむかし あるところに
月の神をその身に下ろし
神の子どもに守らせている家がありました
血が濃く 才に溢れ 憑きを持ち
神の子どもは大事に育てられていました
しかし 恋をしてからその憑きは落ち
子どもにすがりついて生きていた家の者は
憑きを取り戻そうと
神の子どもを小さな舟へと乗せました
海で憑きを取り戻した神の子どもは
その短い命果てるまで
愚かな家を守っていきました
そうして出来てしまった習わしを
どうやらまた してしまったようです
ただ恋に落ちた それだけだったのに
海へと捨てられてしまった神の子は
同じ運命を辿らせまいと
ただ助けたかった それだけでした
※ネタバレを多く含みます。①~⑦❽上中を先にご覧ください
視点切り替えが多い巻になります。読みづらい箇所もあるかも知れませんがご了承ください
シリーズ完結後加筆修正:2021.12.23~2021.12.31
<注意事項>
未成年の喫煙飲酒は禁止されています。
作中に暴力的表現等が出てくる場合ありますが、それらを推奨するものではありません。
物語は全てフィクションです。
登場する人物・団体等は全て架空のものになります。
<ご挨拶>
数多くある作品の中から見つけて頂きありがとうございます。
この作品は作者の第一作10巻目となります。
未熟者がマイペースに自己満足で執筆し一度完結したものを、再び未熟者が加筆修正した作品になります。誹謗中傷はお止めください。
誤字脱字等には十分に配慮していますが、何かございましたらご連絡ください。
読んでくださったどなたかの心に少しでも残りますように。
読者の皆様にたくさんの幸せと感謝と元気が届けられますように。
新参者のど素人ですが、温かく見守って頂けると嬉しいです。
2016.09.09~2016.10.22